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■ vol.2 『リーグ戦での戦いを前に……』 

第二回目となる将棋三十路倶楽部リーグ戦、いよいよ開幕の仕儀と相成りましたが、ここで思うところなどを少し……

初の開催となった前回のリーグ戦に臨むにあたり、成績などの点で自分が思っていたのは、とりあえずオーナーとしての面目が保てれば良いなぁ程度であったのであって、勝ち越して終われたら上々というのが正直なところであった。

ところがどすこい。

必敗の将棋すら逆転勝ちしてしまうなど、一体どうなっておるのかと本人も首をかしげたくなるくらいに自分は勝ち星を積み重ねていった。
その有り様は「魏論のくせに生意気だ」なんていうジャイアン的意見が聞こえてくるんじゃないか、などと少々おびえたくなる程であった。

そして遂にと言うか、自分はどういうワケか優勝してしまった。
しかも全勝。つまり一度も負けることなく、この快挙を達成、インチキ臭さもここに極まれり的状況であったと言えよう。

本来ならば、かかる状況にあって
「ひゃっほう!ハラショー! ブラボー!ブラブラブラボゥ!さっすが俺様!ジーク魏論!!」
と叫喚しつつ狂喜乱舞、祝杯をあげて扇子片手にインチキ踊りを舞い、さらには布団にのたくりこんでジンワリ悦にひたる等の所業に出ても許されるところであったかも知れぬのだが、優勝を決めて間もない頃というのはイマイチその実感が湧いてこず、むしろエライことをしでかしてしまったんじゃないか、何て不安にも似た感情を感じた一面もあったりなんかして、実際、喜ぶどころではなかったりしたのである。

自分が優勝したんだなぁ、と実感し始めたのはごく最近、第2期リーグ戦の開催が具体的になってきてからである。
それというのも、このたびの開催にあたってのスローガンと言うか、合い言葉と言うか、そういったなかに 『魏論討伐』 の気運をヒシヒシと感じさせられるからであった。

その有り様たるや、妖魔調伏、破邪顕正、この世に悪が栄えたためしは無い、敵は魏論ただ一人、進め一億火の玉だ、ニイタカヤマノボレ的状況にも思えるほどであり、ターゲットとされた身としては何とも孤立無援な四面楚歌を感じるのであって、戦慄の余りどうにかすると思わず尿意をもよおしてしまいそうになるくらいである。

が、しかし。

特撮ヒーロー番組などにおける悪の総統、或いは首領と言うものは、自分一人になっても正義の味方に挑んでいくのが常であり、また、時代劇・暴れん坊将軍などにおいても徳田新之助が八代将軍・吉宗だと分かった後にさえ「ここで死ねばただの徳田新之助」 「飛んで火に入る夏の虫」 「生かして返すな」 「悪党らしく死に花を咲かせてくれるわ」 「斬れ、斬り捨てい」 などと開き直り手向かっていくのが常套手段である。

例えその末路が爆死、或いは「成敗!」の一言によって斬殺されることになろうとも、それが悪の花道であるならば、ワタクシもそのようにせねばなるまい。

この第2期リーグ戦。大悪獣は“初代・三十路帝”を僭称しつつ、その名に恥じぬ戦いをしようと思っている次第である。

 

 2006年9月3日  魏論拝

 

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