なんだかんだで、もう１０月も半ばを過ぎました。と言うことはですな、リーグ戦の期間も半分以上が過ぎてしまったことになるのですが、今期は皆さん、慎重というか今ひとつ対局が進んでいない状況のように見受けます。

皆さんも多忙な日々をお過ごしなのだと思いますし、かくいう自分もIN出来ない日がここのところ多くて、現時点で５局しか消化出来ておりません。

この調子で全局消化が叶うだろうか、と少々気掛かりになったりしないでもないですが、前期終盤での怒濤の対局ラッシュに見られたような状況にて一気に進むことに期待してたりもします。

さて優勝争いですが、開幕前に魏論的にしてた今期の予想ってのはですな、

◎時の轍　○cog27　▲ぱそ軍師　△るろうに銀時　×魏論　

と競馬新聞の印で表してみましたが、こんな感じだったのですよ。まぁ、妥当なところだと思いますよね。多分、皆さんの予想もコレと大きくは違わないんじゃないかと思います。

で始まってみて、現時点でのレース展開は、と言いますと……

銀さんが６勝負け無しで単独トップ。これを３勝０敗の姫さん、ぱそさんが追う展開。その後を１敗の時君が追走、ついでに魏論もインチキくさく後をついてきております。

また、現状１戦だけの消化にとどまっていますが、みよしさんもまだ黒星はないので、前述の面々との対局結果によっては、優勝ラインに踏み込んでくる可能性を持っていますな。

一方でコグさんは３敗目を喫したことで残念ながら優勝争いからは後退ですかね。かくなるうえは、コグさんをくだし２敗でとどまっているゼクさんに更なる奮起を促しつつ、コグさんにも残る対局（特に無敗のメンバーとの対局）を今期リーグ戦の行く末を一層混沌とさせる結果にしてくれることを期待したいですね。

ってコトはアレですよ。皆さん、感じてらっしゃるとは思いますが、今期からの新規加入の方々が好調だってことなんですかねぇ。まぁ、ここ最近新たにメンバーとなられた方ってのは、皆さんお強い方ばかりでしたし、棋力相応って点では納得な感じもしますが、どうもそれだけじゃないのかも知れないなぁ、なんて思ったりもします。

サークル内での棋戦など（現時点では三十路リーグ戦のみですが）、こういう手合いの場合、当然のことながら得意戦法とか、棋風とか良く見知った者同士との対局になるワケですから、練習ロビーで初めて会ったどこかの誰かさんと指してる感覚とは、全く違った心境で対局に臨むことになってると思うんです。

対局中の読みも自分なりの最善手を読むだけでなく、「この人はこういう棋風だから、ここではこう指してくるんじゃないか」とか、そういう読み方もしますし、相手によってはリーグ戦ゆえの勝ち負けへのこだわりも出てきますし、つまり良く言えば気合い十分で対局に臨む、ってことにもなるのでしょうが、悪く言えば平常心ではない、というか、精神面に余計な負荷をかけているってことでもあると思うんですよね。

で、新たにメンバーとなられた方々は、当サークル歴が浅いワケでして、すると他のメンバーに対して思うところってのも古参メンバーに比べると当然少ないってことですから、余計な思惑とか気負いとか、そういうものが余り無いところで将棋が指せているんじゃないのかなぁ、と。

そういったところも好調な理由の一つかなぁ、なんて考えたりもしますね。

で、優勝争いとは別の、リーグ戦もう一つの闘い。

将棋ファン〜棋士見習いクラスの闘いにも注目。何というか、この辺はもう、思惑とか気負いとか、意気込みとか競争心とか、百考千慮入り乱れて、上位陣以上に色んな思いが交錯しているんじゃないかと思ったりしますが、さて……

前期好調だったサトさんが、今ひとつ波に乗りきれない様子。一方で、ほださんが２勝をあげており、現時点では一歩リード。じろさん、もおりいさんは現在のところ１勝どまりで黒星先行となってはいますが、つけられた黒星も上位陣との対局によるものなので、織り込み済み、というのは多少語弊がありますが、実際のところ気合い入れて臨む対局が増えてくるのは、むしろこれからでしょうかね。

いずれにしましても、これからは無敗者同士の対局をはじめとして、星の潰し合いとなっていきます。

リーグ戦特有のプレッシャーを、きつく感じ始めるのも、この辺りから。見てるぶんには面白くなってくるところですが、自分の対局のことを考えると面白がってばかりもいられない心持ちになります。

　2006年10月23日　　魏論拝

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