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■ vol.6 『棋譜再生アプレットのコメント 

リーグ戦の開催以降、棋譜再生アプレット(以下、アプ)をつくるメンバーが増えたのは、何とも嬉しい限り。第二期の前後からでも更に数名が制作者に名を連ねる状況となり、現在(2006年11月)では11名がアプ制作に関わっております。

で、作った経験のある方が、皆さん口を揃えて言うことがありますね。

「コメントが難しい」

なぁ〜んにも難しいことなんか、ありゃぁしませんぜ、ってなコトをさらりと言おうものなら、かえってヒンシュクをかいかねない程に、皆さん真剣に考えておられる御様子なんですな。

しかし、と言いましょうか、ワタクシはこれまで40作余りのアプを作ってきていますが、コメントで悩んだ記憶ってのは殆ど無い気がするんですよ。と言いますか、時間かけて考えたコメントってのもあるんですが、ワタクシにとって文章をこねくりまわすのは、わりと楽しいことだったりしますので、悩むって感じじゃないんですな。

また最近なんかの話ですと、途中の変化などの検討に多少時間を掛けたりはしますが、それ以外のコメントってのは、棋譜を再生して見ながら、ほぼ思いつくままに、流れに沿って書いているに過ぎないので、かなりさくさくと書き込んでいってます。

また、それなりに数多くつくってきた、ということで慣れが生じているってのもありまして、自分なりに簡略化している作業ってのもありますので、かつては一つ作るのに6時間くらい掛かってたものが、最近ですと平均2〜3時間、手数が短い将棋ですともう少し短時間で作ってたりします。そのせいか、最近の魏論のアプ・コメントがやや淡泊な感じかなぁ、と自分なりに思ってたりもしますが……。

ついでなので魏論のアプ制作方法について、ちょいと申し上げてみましょうか。

まずハンゲで保存した棋譜がありますよね。これを棋譜再生ソフトで変換します。自分がつかっているのは、kifu for win.ってフリーソフトで、「柿木義一のホームページ」(これで検索したら出ます)からダウンロード出来ます。

で、例えばリーグ戦の場合でしたら、おおもとになる原本、つまりタイトル看板とか、背景色なんかのタグが書き込んであるものを予め作成し、メモパッドに保存してありまして、棋譜変換コンバータで変換したデータを貼り付けたら、コメント無しのアプが出来るようにしてあるんですよ。あとはkifu for winで棋譜を再生して見ながら、メモパッドにコメントを書いていって、出来上がったものをホームページシステムのファイルマネージャーから、ファイルを作成、メモパッドに書かれているものを全てコピペする、って方法をとっています。

フリーソフトのダウンロードが面倒だ、って方はハンゲの検討画面を使う方法もあります。

これはなかなかオススメな方法かと思われるんですが、まずハンゲにINして将棋弐の部屋に入りますね。で、検討画面を開いてアプにしたい棋譜を読み込みます。すると検討画面の将棋盤に棋譜が再生されます。んでもって、将棋盤の下にコメントを入力出来るフレームがありますよね。ここにコメントを書いていくんです。一手ずつ再生していきながら、コメントしたい局面があれば、そこでフレーム内に文章を入力、全て書き終えたら、そのまま保存。

すると棋譜と一緒に書いたコメントも保存されます。で、これを棋譜変換コンバータにかけると、コメントごと勝田将棋盤用のデータに変換してくれます。あとは変換されたデータを新しいファイルにコピペすればいいだけなので作業的には楽ですし、何より勝田将棋盤を使ってのアプ制作は難しそう、と遠慮している方でもアプが作れるってことになります。

検討画面でコメント入力した棋譜を、ワタクシにでもメールで送信すればいいだけですから、勝田将棋盤のダウンロードはおろか、タグの基本知識なんかも一切必要なく、こりゃもう誰でも出来る、と公言してもいいくらいな話ですよ。しかし、ここで関門。

「コメントが書けなきゃ作れない」

と、話を本題に戻すブーメラン話法。

で、ワタクシ思うに、アプのコメントってのは何でもいいと思うんですよ。何でもいい、ってのは定義がないってことにもなりますから、何の参考にもなってないのかも知れませんが、こう書けばいいんじゃない、とか言えるものではないと思うんですよね。

ふざけようと思って、ふざけることもないし、ちゃんと作ろうと思ってマジメぶることもない。自分が指した一局の将棋を回顧しながら、頭に浮かんできたことをそのまま書けばいいとワタクシなんかは思ってます。

ぶっちゃけた話、細かい変化とか、「ここでこうすればこうなった」的なコメントってのは、そう必要ないくらいに思ってたりするんですよ。画面上に将棋盤が出てて棋譜が再生されてるワケですから、見たひとなりに「ここはこうかな」とか思えば良いのであって、改めて対局内容を検討してみる、ってのは棋力向上には必要なことかも知れませんが、それとアプのコメントとは話が別だと考えますしね。

そもそもアプのコメントってのは、自身の対局日記的な側面も持ってると思うんですよ。日記というとプライベートなものになりますから、日誌と言った方が正しいでしょうか。いずれにしても、その将棋を指した自分を残しておけるものですよね。

対局者自身の、そのときの感情とか心理とかってのが出てるコメントってのは、読んでて面白いですし、作った本人も時間が経ってから見直してみると興味深いものになってるんじゃないかなぁ、と。

結局のところ、どうやったって自分の言葉でしか書けないんですよ。余程自分の文体ってものを客観視して把握し、それとは明かに異なる文体を持ってコメントを書かない限り(そんなことイチイチ考えませんわな)、自分らしいコメントが書けてるってことなんですよ。

それが作った本人の、その人らしさをアプに吹き込みますね。そういうその人らしさってのが読み手にとって面白いと感じるところだと思うんです。つまり、普通に作れば自分らしさの出てるアプになるってことでして、それはとりもなおさず、読み手にとって面白い作品になってるってことだと思うんですよね。

実際、これまでにUPされている作品の全てはそうなっているとワタクシ的には思います。だから、サークルメンバーであれば、全ての作品を楽しむことが出来ますよね。

「それでもコメントってのは毎回悩ましいもんなんですよ」、と言う声もありましょうが、まぁ考えすぎたり、悩みすぎてしまうのも、どうかってことですよ。

UPされた作品は全てのメンバーに歓迎される、ってことは間違いないと思いますからね。

 

 2006年11月5日  魏論拝

 

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