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■ vol.8 『第二期リーグ戦終了 

この12月の第2週をもって、第二期リーグ戦が終わりました。既に対戦表などを見て御存知のことと思いますが、改めて結果がどうなったのかと言いますと……

優  勝 魏論
2  位 るろうに銀時
3  位 雪のお姫様
4  位 ぱそ軍師、時の轍
6  位 cog27
7  位 xxiotitan
8  位 猫バス”
9  位 satochin33
10位 もおりいchan
11位 みよし85、kamomeget
13位 ほだ。
14位 :じろ:
15位 ナクシカ 

このようになりました。
何なのでしょうか、何なのでしょうねぇ。終わってみれば、またヤツが優勝ですよ。魏論の悪党めが2連覇ですよ。一体、どこまでペテンをはたらけば気が済むというのでしょうねぇ。
まったく困った男です。やほほ。

と、軽く自身を貶めつつも、やはり嬉しくないワケはないのでありまして、特に今期は新規参入の3名をはじめとして、上位陣に強力な面々が居並ぶなかで、このような身に余る結果を残せたというのは今までにも増して自信になりましたし、それはもう、「ワタクシ、ホントに強くなってんじゃないかしら」と生意気思考を起こしたくなるくらいに思います。

過去の雑記にも書いたりしてますし、将棋部屋でのチャットでの会話などでも言ってきたことですが、今期は優勝出来るとは露ほども思っていなかったのです。2戦目で早々と銀さんに黒星つけられたこともあって、尚のこと、今期は無理だなぁと思っておりました。
実際、銀さんと姫さんが無敗で突っ走っていましたし、残す対局相手の顔ぶれなどを見ましても、優勝はとても手の届かないところにあると感じていました。この辺の評価と言いますか、予想ってのはワタクシ自身の思惑のみならず、周囲が見てもそうだったのではと思いますね。

魏論的状況としましては、1敗のままで9回戦を終えて残るは4局となったとき、以降の対戦相手と言いますと、コグさん、姫さん、ぱそさん、時君の4人だったのですよ。
いやもう、何ですかこの顔ぶれは。三十路四天王ですか? ここに銀さん入れたら三十路五虎将ですか? またここでも某中級棋士を忘れてますか?

まぁ、サークルメンバーの誰が見ても、この4人相手に全勝などというのは出来るもんじゃないと思ってしまうんじゃないですかねぇ。実際、ワタクシにしたところで、勝てる気ってのはあまりしませんでしたよ。ここから怒濤の転落人生、4連敗にて末期哀れな悪党を演じることになるってのも、あながちあり得ない話じゃなさそうでした。

その辺の心境をちょいと振り返ってみますと、まずはコグさんとの対局を迎えることになりまして、魏論としては優勝争いに絡んでおくためには一つも負けられない状況ってのがあったワケです。で、正直に言いますけども、ワタクシ、コグさんには勝てる気が余りしないのです。
何というんでしょうかねぇ。コグさんが強いってのは勿論のことなんですが、それと合わせて棋風の相性って言うんでしょうか、盤上でのこちらの思惑ってのが通りにくい感じがするのですよ。
前期リーグでも、結果こそアレでしたけど、内容的には完敗に近いものでしたし、練習での手合いでもコグさん相手にきっちり勝った将棋ってのは、殆どない気がするんですね。
なので、今期リーグ戦が始まったときに、自分は少なくとも2敗はするだろうと予想してたのですが、そのうちの1敗はコグさんにつけられることになると思ってたくらいなのです。

将棋の内容はアプを参照いただくとしまして、結果は何とかかんとかの辛勝。これで自身に折り込み済みとしていた黒星がつかなかったことで、少し目が出てきたかな、と思わないでもなかったのですが、次の相手には間違いなく負けるだろうと思ってました。

そう、続いては時君との対戦を迎えたのです。今期二つは負けると自分の成績を予想していたと前述しましたが、そのうちの一つは時君には勝てないだろうとふんでいたからなのです。

もし、「サークルで一番強いのは誰か」と聞かれたら、ワタクシは時君の名前を挙げるだろうし、また仮に、彼自身がサークル最強を名乗ったとしても、ワタクシは口を挟まないでしょう。その通りだと思うからです。
事実、これまでの対戦成績では魏論が大きく負け越していますし、また、師匠だの先生だのと言った呼び方は時君の望むところではないかも知れませんが、自分より強い人と指すことで自身の棋力UPをはかるのを常としてきた魏論としては、彼との対局において「教えてもらっている」という気持ちが、どこかあるのも本当のことだったりします。
少なくとも、ワタクシ自身が時君のライバルを自称するのはまだ早すぎるくらいに思っているのですな。

とまぁ、これは偽りなく思うところではあるのだけれど、しかし、いざ盤を挟んで対局開始となりますと全力で勝ちにいくのが魏論ってヤツでして、終わってみればこれも魏論の勝ち。
遂にワタクシへインチキ神が降臨したんじゃないかと思いましたな。

こうなってきますと、ワタクシも「ひょっとして……」と思いたくなってきたところでした。残すは姫さんとぱそさんとの対局。しかも、この時点で姫さんは銀さんに敗れて1敗。その銀さんは時君に敗れて1敗となり、更にはみよしさんにも敗れて2敗。
一度は消滅したかに思えた魏論の自力優勝が、どうやら復活しておりました。

そんななかで迎えた姫さん戦でした。今期リーグ戦では13局指したワケでしたが、この対局が一番緊張しました。もし、魏論が負ければ姫さんは1敗を堅持となりまして、ほぼ優勝は彼女で決定となったことでしょう。しかし、それは魏論にも言えたことでして、ワタクシが勝てば1敗は魏論だけ。
つまり、事実上の優勝決定戦だったと言えるのですな。

そんなワケでしたから、緊張もしますよ。対局前にちゃんとトイレに行きましたよ。

で、結果、ここでも魏論は勝ってしまったのです。もはや、魏論自身がインチキ神なんじゃないか、ってな勢いでしょうか。悪さをはたらくのもほどほどに、というツッコミが四方八方から飛んできても不思議じゃない状況でした。

そしていよいよ最終局。
奇しくも前期と同じく、ぱそさんが相手。勝てば優勝決定、負ければプレーオフのカンダタへ、ってのも前期と同様な状況になってました。言うなれば千秋楽にして消化試合となっていない大一番が残されていたワケでして、いやぁ最後の最後まで、こうした展開になるとは開催者冥利につきますなぁ、なんて思ったりでしたが、ここまで来てプレーオフを望むほど、ワタクシ役者ではありませぬ。人間ってのは欲深いもので、こうなったからには、何とかこの対局に勝利して優勝したいと思うようになっていました。
このときの心境なんですが、我ながら結構落ち着いていたように思います。と言いますのは、姫さん戦を終えたことの安堵が大きく、負けてもプレーオフ以下にはならない状況でしたし、何がなんでも勝たないと、と思って臨んではいなかったのです。勿論、ここを勝ってすんなり決めたい思いはありましたけども、早々と1敗したにもかかわらず、この状況にまでたどり着けたことで自身の責務を果たせたように感じているところもありましたし、幾らか肩の荷が下りたように思っていたりもしたのです。

とは言いながらも終盤、勝ちが見えてきたときには心臓が早鐘の如しでした。マウスを持つ手がふるふるしてましたよ。

そして優勝である。連覇である。百一匹リカちゃん大行進、悪のイケイケ権現、大暴走である。

失敬。で、全局を振り返ってみて、一番印象に残ってる対局はと言いますと、んー……、やっぱ銀さん戦ですかねぇ。結果的に唯一の敗戦となってしまいましたし、そういう意味でも印象付いてしまってるところはあるんですが、しかし、あそこで負けていたから、それ以降の結果があのようになった部分ってのもあるのかも知れず、下手に前半を全勝のまま進んでいたら、後半連敗となっていた可能性ってのも否定出来ない気がするんですよねぇ。

しかし、まぁ、やっちゃいましたか。これでまた来期も大悪獣討伐の気運が高まるのは必至でしょうか。またしても孤立無援の四面楚歌でしょうか。でも、とりあえずそれまでは、再び三十路帝を僭称しつつ、調子にのりたいと思います。



 2006年12月30日  魏論拝

 

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